| Serial No 0735 |
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課題名
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にんじんサイレージ給与による乳牛の血液中・牛乳中β−カロチン濃度の向上 | ||||||
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要 約
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規格外にんじんのサイレージ調製が可能であるとともに,このサイレージ給与により,乳牛の血液中・牛乳中のβ−カロチン濃度を上昇させることができる。 | ||||||
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場所名
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北海道農業試験場草地部 飼料調製研究室 |
連絡先
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0155(62)2721
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部会名
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畜産,草地,北海道,総合農業・総合研究
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専門
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動物栄養
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対象
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乳用牛
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分類
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指導
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| 【背景・ねらい】 | |
| 畑作物残渣有効利用の一環として,にんじんのサイレージ調製・貯蔵の可能性,ならびに乳牛に対するにんじんサイレージ給餌の意義を,乳牛の血液中及び牛乳中β−カロチン濃度を指標として検討した。 | |
| 【成果の内容・特徴】 | |
| 収穫・洗浄したにんじんを,無細切で試験用サイロ(2.6m3)に埋蔵してサイレージ調製し,その品質・成分の特徴を調査した(試験1,1989年)。次に,給与区及び対照区の2処理を設け,体重475〜651kgの泌乳牛を各区3頭供試し,試験1と同様に調製したにんじんサイレージの給与試験を行った(試験2,1992年)。給与区には平均でコーンサイレージ20kg,配合飼料6.1kg,にんじんサイレージ41kgを,また,同様に対照区はコーンサイレージ30kg,配合飼料5.2kgをそれぞれ給与した。その成分組成は表2に示した。給与期間は14日間とし,最終日の給与開始1時間後に血液及びルーメン液の採取を行った。牛乳は給与最終日の給与時に採取した。結果は以下の通りである。 | |
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1.
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にんじんをサイレージに調製することで,β−カロチン含量は約34%減少した(表1)。サイレージの品質は「並」のものであった。 |
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2.
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にんじんサイレージの採食は良好で,原物摂取量は最大55kg/日に達した。 |
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3.
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ルーメン液の性状をみると,アンモニア態窒素は給与区でやや高い傾向が見られたが,正常値の範囲であった。pH,発酵効率,VFA組成は区間差がほとんどなかった(表3)。また,糞の性状にも変化がみられなかった。以上のことから,にんじんサイレージを40〜50kg/日給与しても,ルーメン内の性状はさほど変化しないことが示唆された。 |
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4.
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血液中のβ−カロチンは(表4)給与区が平均1125μg/dl,対照区が平均674μg/dlでにんじんサイレージ給与によって顕著に増加した。また,牛乳中の含量も高まった。 |
| 【成果の活用面・留意点】 | |
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1.
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にんじんサイレージは,コーンサイレージや低質牧草サイレージ等,β−カロチン含量の少ない飼料を給与する際,補足飼料として利用できる。 |
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2.
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サイレージ調製時にはにんじんに付着した土砂を洗い流す必要がある。また,サイロ開封後は可能な限り短期間に給与を終えることが望ましい。 |